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Sennheiser - ノルウェーの成長企業sensiBelに投資

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わずかミリメートルサイズの光学MEMSマイクロフォンで最高級のサウンドクオリティを提供する、先駆的な成長企業

ヴェーデマルク、2024年2月21日-Sennheiserは他の投資家とともにノルウェーの成長企業sensiBelに対する700万ユーロ(約11億3,700万円)の投資を行うことを発表いたしました。sensiBelは光学MEMSマイクロフォンの開発会社として、ミニチュアサイズのMEMSマイクで最高級のサウンドクオリティを提供しています。同社の光学MEMSマイクは家電や自動車、カンファレンスソリューション、医療機器などさまざまな分野でかつてない革新的な体験を可能にします。

常にオーディオの未来をかたちづくり、類まれなるサウンド体験を生み出し続ける―これこそが、独立系のファミリー企業であるSennheiser Groupの究極のゴールです。このゴールを目指し、Sennheiserはプロフェッショナルオーディオソリューション・プロバイダーとしての確固たるポジションをさらに強化し続けています。今回のsensiBelへの投資について共同CEOのDaniel SennheiserとAndreas Sennheiserはそれぞれ次のように述べています。「私たちは、一企業として持続可能な成長を目指しています。そのために、既存の事業に対する投資に加えて、社外の将来有望な分野への投資も行い、そうした成長分野と当社の事業やビジョンとの連携を推進したいと考えています」(Daniel Sennheiser)。「sensiBelの革新的な光学MEMS技術はまさに、今言ったような将来有望な分野のひとつです。投資家として、私たちはこの画期的な技術のさらなる進化をサポートできることを楽しみにしています」(Andreas Sennheiser)

sensiBelは光学技術を用いたミニチュアマイクの開発により、MEMSマイクの性能に世代交代をもたらしました。光学MEMSマイクは現在、主力カスタマーが試用中です。sensiBelのCEOを務めるSverre Dale Moen氏は次のように述べています。「sensiBelはSennheiserとビジョンを共有しており、Sennheiserを投資家として迎えることができ嬉しく思います。Sennheiserのように高評価を得ているオーディオ企業からの投資は、光学MEMS技術がいかに優れているか、そして、ミニチュアマイクの未来をかたちづくるいかに大きなポテンシャルを秘めているかを如実に物語るものです」

MEMS Microphone by sensiBel
MEMS Microphone by sensiBel

sensiBelの独自技術の特徴は、ダイヤフラムの動きを光波で測定する点です。これに対し、従来のMEMSマイクは、動いているダイヤフラムとバックプレートの間の電界を測定しています。sensiBelの光学システムでは、レーザーが発する光線をマイクの薄膜に当て、光検知器が検知した反射光を、デジタル出力データインターフェースを備えたASIC(特定用途向け集積回路)で処理します。従来の手法と異なり、この新技術では非常に小さな動きを測定できるため、たとえば背景雑音が極めて大きいような環境でも、ノイズレベルを極めて低く抑えることができます。さらに光学MEMSマイクは、高い音圧レベルに耐えるという特性があるため、大きなダイナミックレンジをユーザーに提供できるというメリットがあります。つまり光学MEMSマイクは、現在市販されているMEMSマイクよりも著しく優れたサウンドクオリティを提供できるテクノロジーと言えます。驚くほどコンパクトなボディにもかかわらず、光学MEMSマイクは80 dBA SNR(14 dBAノイズフロア)、132 dB ダイナミックレンジ、24-bitデジタル出力、低消費電力を実現します。

 

sensiBelについて

sensiBelはノルウェーのディープテック企業として、次世代MEMS マイクロフォンを開発しています。MEMSやエレクトロニクス、光学、音響技術といった各分野のエキスパートのほか、経験豊富なビジネスチームとリーダーシップチームで構成されるsensiBelは、高品質なMEMSマイクロフォンを世界中の多種多様な製品に提供し、ミニチュアマイクロフォンの性能の新たなスタンダードを確立することをゴールとして掲げています。

 

 

 

Sennheiser Groupについて

カスタマーのためにオーディオの未来をかたちづくり、独自のサウンド体験を生み出す―これこそが、世界中のSennheiser Groupの従業員をひとつにまとめている究極のゴールです。Sennheiserは独立系のファミリー企業として、1945年に創業。現在は経営家の第3代に当たるDr. Andreas SennheiserとDaniel SennheiserがCEOを務め、プロフェッショナルオーディオテクノロジーの分野で世界有数のメーカーとして製品を提供しています。

sennheiser.com | neumann.com | dear-reality.com | merging.com

 

永富 輝石

コミュニケーションズマネージャー, ゼンハイザージャパン株式会社

中村 美里

ゼンハイザージャパン PR事務局

Sennheiser invests in Norwegian scaleup business sensiBel_JA.pdf

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Sennheiser invests in Norwegian scaleup business sensiBel_JA.docx

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ゼンハイザーブランドについて

 

オーディオと共に生きるゼンハイザー。世の中を変えるオーディオ製品を作りだすことに情熱を捧げ、オーディオの未来と素晴らしいサウンド体験を築く。これこそが75年以上もの歳月、変わらずに掲げてきたゼンハイザーの意義です。Sennheiser electronic SE & Co. KGはマイク、会議システム、ストリーミング技術、モニタリングシステムなどの様々なプロオーディオ事業を展開しながら、ヘッドホン・イヤホン、サウンドバー、スピーチ-エンハンスヒアラブルデバイスなどの一般消費者向け事業をSonova Holding AGへのブランドライセンス事業で展開しています。

 

 

www.sennheiser.com

www.sennheiser-hearing.com